漆器:にちにち箸・奥田志郎
その名も毎日使っていただきたいから「にちにち箸」です。
杉の木肌が美しい「利休箸」。 箸の両端を細く削った両口箸です。握りの部分が平らで、角は丁寧に面取りされいて、とても握りやすいお箸です。柔らかで軽くて、持っていることを忘れそう・・。
その「利休箸」に漆をしみこませたお箸に「カラン箸」があります。
随分前の話になりますが、店主の兄、故野田行作が辻留の辻嘉一さんから「利休箸」をいただいた際、自宅用に普段使いのお箸として漆を染みこませてみたら、とても使い心地のいいお箸ができたそうです。さっそく、商品化の運びに。
「カラン箸」の名前は、軽い上、漆により表面が堅くなっていて、転がすとカランと音がすることから。
さらに、工芸店ようびでは、作り手を奥田志郎さんにお願いし、拭き漆の回数も5回と多くすることで、光沢のあるお箸に進化させました。その名も毎日使っていただきたいから「にちにち箸」です。
杉の芯から遠い白い部分を使い、漆をしっかりと染みこませることで、「利休箸」の利点に耐久性が加わっています。元来使い捨てだったものが、普段使いのお箸として毎日使っていただいても2年も保ちます。
今日は「箸の日」。
「箸を正しく使おう」と制定されたそうです。
どうしても「我流」が大人になっても続いてしまう箸使い。
意外とシンプルで一度きちんと覚えるだけなのですが、だからでしょうか、外国の人のほうが上手だったりします^^
工芸店ようびでは定番中の定番が「にちにち箸」。
拭き漆の回数はなんと5回。
「両口箸」なので26cmと長めですが、お箸の持ち方が正しければお子様でも楽に使っていただけます^^