京焼・乾山写ゆり文平向付・伏原博之
「乾山は、自然からのおくりものだと思いつつ絵を画く人だったのだといつも思います。」
乾山は、自然からのおくりものだと思いつつ絵を画く人だったのだといつも思います。乾山の心と手を通過した作品は特別の魅力を持つ別次元の自然に変化して、我々を楽しませてくれます。
このゆりの向付は蓋物に画かれていたものを、以前からお作りしている平向付に転用したものです。またこれはこれで美しいものになったと思っています。花弁の細さから想像するとささゆりかと思われます。百合の季節は意外に長く、5月、6月、7月と使えますし、文様としてもやさしく季節ものとしてではなく自由にお使いいただいてもよいのではないでしょうか。
あっさりとした焼物を盛り、涼しげな夕餉といたしましょうか。
工芸店ようび 店主 真木
梅雨の頃、雨にうたれうなだれる百合がつらそうに見えます・・・。
雨を楽しんでいる紫陽花を思うとなおさらです。
なぜ花の季節が今なのか・・・^^
こちらは乾山の百合を写したものです。
日本を代表する百合と言えばササユリ。
こちらもおそらくササユリかと。
清楚で品があります^^