漆器:黒面取石州型椀・尚古堂
「装飾がなくても仲々に存在感のある大らかな気分の椀だと思います。」
『時代椀大観』を元に、尚古堂さんに復原していただいたお椀の一つです。
石州椀は寛永の頃、石見を治めていた大名茶人の片桐石見守貞昌(片桐石州斎)が好んだ形と言われて来ましたが、確証はありません。少し端反になった本体に、角ばって高い蓋がついている形のものを呼び習わして来ています。
この椀はその中でも江戸前期あたりの形とのことで、ようびが好んで尚古堂さんに作っていただいて、いろいろの蒔絵などしてまいりましたが、今年はお雑煮椀としてお使いいただけるかと黒のままご覧いただいています。装飾がなくても仲々に存在感のある大らかな気分の椀だと思います。
工芸店ようび 店主 真木
新しいお雑煮椀のご案内です(^^)/
角張ったユニークなフォルムは曲線の美しい流れを感じさせてくれます。
蒔絵などの加飾が無くても素晴らしい存在感です。
八分目で250mlほど入ります。