九谷焼:呉須赤絵赤玉文茶碗・須田菁華

九谷焼:呉須赤絵赤玉文茶碗・須田菁華

むっくりとした姿も愛らしい赤玉の汲出です。

今日は「津波防災の日」。

1854年(嘉永7年)のこの日、心配されている南海トラフ巨大地震の一つ「安政南海地震」が発生し、紀伊半島や四国などを大津波が襲いました。

逃げおくれた人々を稲わらに火をつけて高台へ誘導し命を救った逸話「稲むらの火」が知られるところです。
「稲むらの火」に由来して、今日は、国連が定める「世界津波の日」でもあります。

さて、引き続き、須田菁華さんから新作の汲出です。

前回は、すっきりとした染付の汲出でしたが、こちらは、少し厚みのあるむっくりとした姿も愛らしい赤玉の汲出です。

今回、須田菁華さんの汲出に茶托をあわせてみました。

赤玉には「朱だるま型茶托・奥田志郎」です。
高台に糸じりがなく、縁が緩やかに立ち上がっています^^

須田菁華

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木