「私の理想像ともいえるお椀」
これは、野田行作君に依頼して作ってもらったもので、私の理想像ともいえるお椀であります。
黒漆もわざと回数を少なくして、とぎ出しにせず、控えめというか、素直な美しさを求めました。
持ちやすくて口当たりがよく、その上安定感もある・・・といったことを朱に考え、さらに金箔を切って胴回りに散らし、蓋のツマミにもあしらくことにより、全体の調和を図りました。
このように、絵付けのないお椀は、春夏秋冬の区別なく気軽に使えるという利点があります。その上、丈夫にということにも留意してあり、考えようによっては、実に欲の深いお椀といえそうです。
辻留 辻嘉一・おつゆもの(辻留・伝承料理)より
「昭和の名椀」いかがでしたでしょうか。
もちろん、本歌の写しですが、きっと、ご存命であれば辻嘉一氏も納得されたことと思います。
こちらは、辻嘉一氏がご自身の書籍で認められたものです。
「私の理想像」
ぜひ、手にとって、お汁をついで、お確かめくださいませ!(^^)/
追伸
第一弾完売ありがとうございます。
12月末になりますが、入荷がございます。
ご予約お待ち申し上げます(^^)/