一器多用の大皿
明の呉須赤絵の本歌を蒐集家に見せて貰われた正木さんが、十数年前に造って下さったものを、お正月用の盛り鉢にと、又作って下さいました。赤絵と色絵のにぎやかな文様なのに全然邪魔にならない、大変盛り映えのする大皿です。
盛り方名人の故、辻嘉一師は著書の中で(辻留の和食器入門・中央公論社)、一器多用の見本として十九種ものお料理を盛って見せておられます。一枚あることで華やかで美しい食卓になりますことお受け合いします。
取り皿は自然な形の白化粧で、誠に品位の高い土物です。このように華やかなものに合わせたり、生菓子の皿に、そして平向付としても焼物皿にもと、お使い下さるたびに価値を解っていただけるものと思います。
工芸店ようび 店主 真木
どうどうとした赤絵の大皿です。
縁が広いので、盛り映えがします。
今回は、お寿司でしたが、
鶏の炊合せなど地味めな料理も、縁の赤がもり立ててくれます。
お正月にあわせてのご案内ですが、
仲間の集まる日、食卓の真ん中のお皿になってくれることでしょう!(^^)/