美術品に見られるこの種の技法を食器の世界に導入して下さった大泉さんに感謝です。
毎年四月上旬にお元気に恒例の納品をして下さっていて、吹ガラスのものとパート・ド・ヴェールがあったのですが、「吹きガラスを作る体力がなくて」と昨年からパート・ド・ヴェールの作品のみになり、青ガラスの一連の作品はなくなってしまいました。今までお買い上げいただいたお客様に御礼申し上げます。
パート・ド・ヴェールという技法は、ブロンズ彫刻の型抜きに用います石膏型を使います。この中に出来上がりを想定しながら色ガラスの粉を入れていきます。この型は細密な型を抜ける、熱に強いなどの利点がり、一個の作品につき一つの型を用います。そして型はその都度壊してしまいます。ピーク時には1050°にもなりますので、最初温度を上げるのに一日、焼成時間(温度管理をしながら)一日半位、冷却に一日半位、全部で四日を要するものです。こんなことで作品はかなり高価なものになってしまいますが、美術品に見られるこの種の技法を食器の世界に導入して下さった大泉さんに感謝です。
今年もさわやかな美しいものが出来ております。ご覧下さいませ。盛り映えのするよきものに仕上がっておりますので、おたのしみいただけるものと思います。
工芸店ようび 店主 真木
紫陽花、そしてササユリが咲き始めました^^
6月になりました。
今月は、大泉恵さんのパート・ド・ヴェールのご案内です。
こちら大きな角皿には、カプレーゼ。
お皿の上に、
モッツァレッラチーズを一口大にちぎり、
半分にカットしたトマトをちらし、バジルを添えただけ^^
それだけなのに、
口の中に広がるチーズとトマトが・・・(o^^o)
氷細工のようなガラスの器が、涼を運んでくれています^^