「当たり前の形の中に出る雰囲気こそが個性なのだ」この言葉を大切にしているそうです。ようびも同感です。

白磁楕円輪花6寸鉢・水野克俊

ずい分長いお付き合いなのにしっかりと彼の御紹介をしていないことに気が付いてあわてております。

彼は瀬戸の窯業訓練生として一年いた後、九谷青窯で七年間秦耀一氏に教えを受けられました。この九谷青窯は秦耀一氏が中心になって作られた工房で、この四十年位の間にたくさんの個性的なよい作家達を輩出されて来ました。ようびで長い間お願いしている作家さんも何人もいらしゃいます。秦耀一氏は父上の秦秀雄氏の影響を受けられて、ものつくりとしてのすぐれた感覚と技術を持つ方で、ようびも大切に思っている作家です。その上若い方々の育成も大変自由な雰囲気でのびのびとなさるので、この水野さんもその七年間が今も生きているとおっしゃいます。

秦耀一さんがおっしゃった「変わった形であることを個性にするな、当たり前の形の中に出る雰囲気こそが個性なのだ」この言葉を大切にしているそうです。ようびも同感です。

水野さんは独立なさって三年後位からのお付き合いですが、もう二十五年位になるでしょうか。その間たくさんのものを作っていただきながら知らないことが多くて、おだやかな中に少しきびしさをのぞかせる作品をよしとして御紹介して来ました。この釉のおだやかな色は、天然の灰(ヒミツです)がヒミツの量入っているとのことでした。

この頃やっと方向性が見えてきたとおっしゃる水野さん、「ロクロに向っていられればいい」とだけ控え目な抱負を語って下さいました。

工芸店ようび 店主 真木

水野克俊さんの「うつわ展」が、東京「TIME & STYLE」さんで開催されています。

水野克俊さんとは、工芸店ようびも古くからのお付き合い。
そんなこんなを、店主に認めてもらいました。
ぜひ、ご一読下さいませ^^

水野克俊 うつわ展 2018

3月24日(土) — 4月15日(日)
作家在店日 : 3月24日(土) — 27日(火)

TIME & STYLE MIDTOWN

水野克俊

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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ようびの輪島の作家は奥田志郎さんと尚古堂さんが居られますが、皆様から厚いご支援、お言葉を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

ご支援金等は復興が始まります時「ありがたく役に立たせていただきます」と申されております。

しばらくの間、ようびには作品が入ってこない状況が続きますので、今手持ちの作品たちを買っていただく以外になく、それをもって再開を応援させていただきたく思っております。

よろしくお願い申し上げます。

工芸店ようび 店主 真木

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