まだまだ肌寒い弥生は、何か一品でも、暖かいものがいただきたいですね。

桃細蓋物・古川章蔵

今日は「河豚の日」。

下関では、縁起を担いで、河豚は「ふく」と発音するのだそうです。
なので、「ふ(2)く(9)」から「河豚の日」。

中毒死する人が出るのにもかかわらず、食されてきた河豚。

江戸時代、武家の社会では、
中毒で死者を出した家にはお家断絶などの厳しい処分が科せられたそうです。
一方庶民は・・・。

小林一茶
「河豚食わぬ奴には見せな不二の山」

松尾芭蕉
「河豚汁や 鯛もあるのに 無分別」

俳人も河豚を堪能していたようです。
年に一度は・・・(o^^o)

さて、春の準備、第三弾!

まだまだ肌寒い弥生は、何か一品でも、暖かいものがいただきたいですね。

こちらは、古川章蔵さんから小さな蓋物です。
八分目で150mlほど入ります。

ひな祭りの宴

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木