豆を盛ると黒豆の値打ちが三段階ほど上がりますね。

交趾青海波向付・伏原博之

波の形をふちどりにした豪華な向付です。本金をたっぷりと使って、品の良い重厚さを出しています。
お刺身、和え物にとも思いますが、黒豆を盛ると黒豆の値打ちが三段階ほど上がりますね。

この向付の本歌は吉向治兵衛作の江戸後期のもので、大阪の十三で開窯、十三軒松月という号を用いておられたそうです。
「亀甲焼」とも称されていて、今は「吉向焼」として続いているお家です。

工芸店ようび 店主 真木

昨日「勤労感謝の日」、紅葉狩りは満喫されましたでしょうか。
大阪では、イチョウの黄色い絨毯がとても目に鮮やかでした(^^)/

さて、工芸店ようびは、お正月準備のご案内がスタートしています。

こちらは、伏原博之さんから新作、「交趾」の小鉢。
和食器でのみ味わえる、なんとも品の良い向付です。

縁は青海波になっています。
今回はお正月の黒豆を盛りましたが、
春の海、夏の海・・・、想像を膨らませてくれます。
もちろん、年中お使いいただけます^^

ちなみに、ぷっくり大きな黒豆は、兵庫西宮・清左衛門製です(o^^o)

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木