春の名残も感じさせてくれます。
d.Tamの中村孝子さんが夏らしい大皿を黄・青・緑と三色創って下さいました。下に白いものを敷かなければ解らない程淡い色ながら、花芯を大きくしたような形の美しもので、少したのしみたい初夏の夕食にいいな、と思います。
川魚(今日は雨子)の素揚げと、三つ葉・ほうれん草・芹・なたね菜・等をこまかく刻んでごまみそで和えたものを盛り合わせました。
大津・走り井に月心寺というお寺があり、明治の画家橋本関雪の別邸が墓所になっていて、その寺で四月第二日曜日の太子祭が催され、その時供された七種の菜のごまみそ和えが忘れられなくて春にはよく作っています。(この料理の創作者庵主さま(村瀬明道尼)は亡くなり、この料理ももう消えてしまいましたが)
雨子は二度揚げして骨までいただいて下さいませ。青菜はたくさん、春の虫になるぐらいいただいて、体が気持ちよくなる程です。
取り皿は牡丹唐草、何十年前かに藤塚さんにお願いしてずっと作っていただき続けている大変気に入っている文様の皿です(五寸、六寸、尺一寸とございます)。吹墨の豆皿にはお塩が入っています。
工芸店ようび 店主 真木
アマゴの唐揚げです!
小さめの魚は、頭からしっぽまで、と言うことは、お腹まで美味しくいただけます。
少し苦みのある味が、春の名残も感じさせてくれます。
盛ったのは、d.Tamさんから大皿です。
アマゴと胡麻味噌和えにあわせて「青」を選んでみました。
ガラスの大きなお皿は、いろんなものをちょこちょこ盛りつけて、みんなでわいわい!
が似合います。
黄、緑、青、各一点のみとなっています^^