『勅なればいともかしこし鶯の宿はと問わばいかが答えむ』

鶯宿梅蒔絵糸目椀・尚古堂・竹田省

『勅なればいともかしこし鶯の宿はと問わばいかが答えむ』

こちらの歌は、紀貫之の娘、紀内侍(きのないし)のものです。

この歌から生まれた鶯と梅の文様。
その文様を描いていただいたのがこちらのお椀。
はんなりとした中にも歌のように愛らしく優しい印象です。

『大鏡』第六に「鶯宿梅(おうしゅくばい)」
『帝の御命令でございますこと、畏れ多く謹んで贈呈致します。
しかしながら、毎年この庭に来てこの梅の枝に宿る鴬が、
我が宿は如何したかと尋ねられたならば、
さてどう答えたらよいのでございましょう』

輪島の塗で京の蒔絵・・・。
薄く糸目に挽かれた椀の蓋を開けると・・・。

うっとりするお椀です。
お正月や早春のお椀にぜひ!
心からおすすめ致します。

ですが、
五客一組では、高価すぎて・・・。
そんな声も聞こえてきそうです^^

朗報です!^^

実は今、在庫が2客のみございます。
せっかくですので、
2客一組でお求めいただけるようにいたしました。
素敵な二人に、おすすめです(o^^o)

お正月の道具

12月まで順次更新します!^^

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木