仁阿弥道八を写す・・・
色絵あじさいの鉢と向付を、毎年のように正木春蔵さんに作っていただいていましたが、60才になられた時、色盛のお仕事は「しんどい」とおっしゃって、この手の色絵のものはお作りにならなくなりました。そこでこの度、伏原博之さんにお願いすることにしました。
正木さんの力強い骨太のものから、京焼の薄くてやさしいものに変わりましたが、同じ写しをお願いしても全然違ったものが出来ること、今更ながら感じます。
一年間いろいろ見本を出していただきながら、少し遅くなりましたがやっと夏に間に合って紫陽花が店に並んでいます。
店主 真木啓子
伏原博之さんから、新作の紫陽花の小鉢です。
盛ったのは、
辻留の辻嘉一さんが本歌に盛られていた、ジュンサイとところてん。
こちらは、三杯酢にしてみました。
「道八写色絵紫陽花文鉢」の一回り小さな寸法になります。