それなりの趣、手後・・・
粉引の器について
・・・続き
日本ではこの風趣を主に茶人たちが愛し、剥がれ落ちたものは虫喰い、染みは雨漏りなどと呼び、「李朝です」といえば「ほほう」とよろこばれてきました。
この種の特別なものとして「堅手李朝」と呼ばれているものがあり、これは官窯白磁の少し質の落ちる白土が使われているもので、これはまた趣の深いものとして認められているのです。
さまざまなトラブルをそれなりの趣、手後として受け入れてきた私達先祖の見識は、大いに評価されるべきものと思います。
続く・・・
工芸店ようび 店主 真木
梅雨の走り・・・。
雨が降ると寒く、晴れると暑い日本列島。
雨具とタオル、そして、何かはおるもの・・・必要ですね。
さて、
5月の終わりは、粉引の特集です。
こちらは「汲出」です。
でも、楕円なおもしろい形。
今が旬の空豆を蒸して盛ってみました。
大人・・・な味です(o^^o)