それなりの趣、手後・・・

粉引口だめ汲出・荒賀文成

粉引の器について

・・・続き

日本ではこの風趣を主に茶人たちが愛し、剥がれ落ちたものは虫喰い、染みは雨漏りなどと呼び、「李朝です」といえば「ほほう」とよろこばれてきました。
この種の特別なものとして「堅手李朝」と呼ばれているものがあり、これは官窯白磁の少し質の落ちる白土が使われているもので、これはまた趣の深いものとして認められているのです。
さまざまなトラブルをそれなりの趣、手後として受け入れてきた私達先祖の見識は、大いに評価されるべきものと思います。

続く・・・

工芸店ようび 店主 真木

梅雨の走り・・・。

雨が降ると寒く、晴れると暑い日本列島。
雨具とタオル、そして、何かはおるもの・・・必要ですね。

さて、
5月の終わりは、粉引の特集です。

こちらは「汲出」です。
でも、楕円なおもしろい形。

今が旬の空豆を蒸して盛ってみました。
大人・・・な味です(o^^o)

粉引

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木