かなり力強い枝も受けとめてくれる重宝な花入です。

手造花入・和仁栄幸

太白桜と妙蓮寺椿の組み合わせです。
椿は春たけてくると一番花のように元気はありませんが、少し小さくなってかえって桜が主役になり可憐な感じになります。

和仁さんの少し変形の旅枕の形の花入です。
上渕が少し太くなっていてかなり力強い枝も受けとめてくれる重宝な花入です。
上渕が分厚いのに全体が軽く仕上がっているのは轆轤の技術が高いからです。

店主 真木啓子

和仁栄幸さんからも素敵な花器を一点ご案内させていただきます。

小さな茶室でひっそり生けられた桜と椿。
掛けられたお軸は、僧正遍照の歌と天女です。

天津風(あまつかぜ)
雲の通ひ路(かよひじ)
吹き閉ぢよ
をとめの姿
しばしとどめむ

百人一首でお馴染みですね。
「をとめ」とは天女のことです。

焼き締め

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



大阪の器屋「工芸店ようび」 半世紀の記録!

店主 眞木啓子の初めての著書です。
ぜひご一読下さいませ。

全国の書店、オンライン書店(Amazon,楽天ブックス他)、店頭、電話注文にてご購入いただけます。
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TEL:06-6314-0204
全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木