一見蕗のようですが、少し太さがあり、何より香りも味も「ごぼう」です。
若牛蒡煮
醤油で味付けした(お砂糖は入れないで下さい)少しの出汁で薄揚げを煮ておきます。
若牛蒡はよく洗って茎と根を切りはなし、茎と根の間の1.5cmは捨ててください。まな板の上に平らにしてすりこぎの様なもので軽くつぶれない程度に全体をたたきます。根の方も軽くたたきます。それを5~6cm位に切って水にさらします。二度くらい水をとりかえて3~4分であくが抜けますので、水を切って、できれば太白のごま油でしっかり炒めます。これを先程の出汁に移してさっと5分くらい煮ます。
工芸店ようび 店主真木
一見蕗のようですが、少し太さがあり、何より香りも味も「ごぼう」です。関西以外ではまだあまり出回らない若牛蒡ですが、根の部分は10cmほどしかないのに対し、茎は1m以上あります。アクが強くないこともありいくらでもいただけます。炒め煮のポイントは上等な胡麻油(「一汁一菜」では「太白の胡麻油」)を使うことです。上質な胡麻の香りが牛蒡の香りを優しく包み込んでくれます。
あいにくの雨の土曜日となりました。桜の季節の「一汁一菜」。ぜひ、お試し下さいませ!