漆器・飛騨春慶塗:大徳寺重・滝村弘美

漆器・飛騨春慶塗:大徳寺重・滝村弘美

「大徳寺弁当を二、三人前のお重詰め用として用いた場合、少しお正月らしい取り皿と酒次、酒盃で盛り上げます。」

大徳寺弁当を二、三人前のお重詰め用として用いた場合、少しお正月らしい取り皿と酒次、酒盃で盛り上げます。

椀は金箔の黒椀、内側が深くてお餅がゆっくり入ります。お正月以外にもたのしんで使っていただけるよい大きさの椀です。取り皿は染付松紋の皿(藤塚光男作)。酒次は伏原博之さん作の乾山の写しで、徳利にはない何か古風だけれどお手許の美しい注ぎ方が出来、この度は刷毛目の盃を取り合わせてみました。

工芸店ようび 店主 真木

コーディネイトの主役は「大徳寺重」ですが、脇も素敵です。

特に、「色絵雲菊紋銚子」
本歌はMIHO MUSEUMの「乾山色絵菊文手付汁次」。

こちらは、伏原博之さんの乾山の写し。
深い赤がはんなり美しい、そして、まあるく愛らしい銚子です。

250mlほど入ります。

お正月の道具

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木