特徴の茎の紫色はアントシアニン。

刷毛目唐津五寸鉢・中村恵子

紅菜苔をご存知ですか。

不思議な名前は、実は、青梗菜と同じ中国野菜です。
春の風物詩、菜花を同じ仲間で、和名は「紅菜花」。

扱いは、菜花と同じ、炒め物やお浸しなど。
うれしいのは、菜花ほど苦くないことです^^

さて、その紅菜苔が市場に並んでいたので、さっそくお浸しに。

特徴の茎の紫色はアントシアニン。
湯がくと水に溶け出し、紅菜苔自体は、普通の緑になってしまいます。
それだと菜花と変わらないので、せっかくの紫色です、
色が変わらない程度に、シャキシャキ感が残るぐらいに軽く湯がいています。

盛ったのは、唐津焼の中村恵子さんから刷毛目の小鉢です。

唐津焼にもこんな素敵な刷毛目があるのですね^^

唐津焼

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木